本日は、和歌山県にある毛布の毛をおこす起毛工場に見学へ
いかせていただきました。
毛布は生地をおって、その生地の毛を起こすことで
ふわっふわのとろける質感になるのですが
起毛作業1度機械にかけて終了ではないんです。
なんと20数回くりかえし行うのだそうです。
しかもその回数すべてに同じ要領で行うのではなく、
一枚一枚の生地の状態を見ながら、
職人さんが細かな調整をかけていきます。
機械で同じようなことを繰り返すのとは大違い。
1枚1枚生地の状態は、異なるそうで
それにあわせて行程を行う、もの凄く繊細な作業なんです。
また、一人前の起毛職人になるのには
15年から20年の修行が必要なんだそうです。
お話を聞いているだけで、鳥肌が立つ
貴重な経験をさせていただきました。